思春期や青年期に始まることが多く、人口の約1%がかかると言われています。男性と女性に発病率の差はありません。女性の方がやや遅い年齢で発病する傾向にあります。
症状としては、実際にないものが聞こえたり見えたり感じられたりする(幻覚)ほか、事実ではないことを確信してしまい修正できない(妄想)といった症状があります。同時にそうした症状にとらわれて混乱し、不安になったり時に興奮してしまうことがあります。こうした症状が目立たない時期には、日常生活でやらなければならないことをやる気が起きなくなったり、気分が落ち込んだり、夜に眠れなかったりするなど、うつ病に似た症状も起こります。また注意を集中し続けたり、仕事を手際よく進めるなど、日常生活を送る上で必要となる能力に障害が出てきます。
治療は薬物療法と生活能力の回復が基本になります。学校に行くことができるようになり、職業生活を送れるようになり、家事が元通りできるようになることが目標になります。
副作用の軽い薬物が使用できるようになり、症状が早期に回復する方がふえてきました。作業や対人関係についてリハビリを受けることで普段の生活に戻れるようになります。
統合失調症をわずらっている方々のために、小規模作業所を開いています。
場所 | 当院から徒歩1分の所にあります、あたごハイツ11号室 |
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日時 | 毎週月曜日と木曜日 月曜日は午後1時から3時まで 木曜日は昼食付きです。1食500円。作業は午後1時から3時まで |
作業 | お守り作りをしています。きれいな仕事です。 |
工賃 | 不定期ですが、出来高に応じて分配しています。 |
連絡先 | 嵯峨嵐山田中クリニック 075-873-2925 |